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治療リスクと副作用について

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痛みが出ることがあります

矯正装置装着後、歯の痛みなどの症状が出ることがあります。
頭痛、首や肩の凝り、倦怠感などとともに、多くの場合は経過観察を行なっている間に、症状は自然に消失します。
頭痛薬の服用をお勧めする場合があります。

むし歯や歯周病が起こる場合があります

矯正装置装着により、むし歯や歯周病が起こる場合があります。
初期むし歯で、装置が壊れることもあるので、十分なブラッシングが必要です。
不潔にしておくと矯正装置が頬の内側などに当たり、傷ついたり口内炎になったりすることがあります。発音しずらいことにつながります。歯肉退縮することもあります。
小児矯正の場合はあまり起こりませんが、多くは歯が元々重なり合っていたことに起因します。

歯根吸収することもあります

適正な矯正力による治療であれば、発現しません。

顎間ゴム、ヘッドギアなど、使用する装置や、矯正治療の方針に対する理解と協力が、不可欠です。

治療終了後も歯は元の位置に戻る傾向があり、取り外し式のリテーナーを装着し、後戻りを抑える必要があります。また悪習癖の改善も大切です。
特に、舌癖、口唇癖に対する訓練は、顎骨だけでなく全身の健全な成長発育を促し、矯正治療後の安定性からひいては誤嚥性肺炎予防にまでつながります。

患者さんご本人、ご家族、医師、スタッフの連携が十分でないと、計画通りに治療が進みませんし、理想的な結果も得られません。コミュニケーションが重要です。